MBA留学、戦略コンサル、外資系消費財メーカーを経て、人事リーダーへ。ワーキングマザーとして自分らしい人生とキャリアを追求。

岡本 佐知子

Sachiko Okamoto
企業内人事リーダー
ウイメンズキャリアメンター
プロコーチ

【資格】
米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ(CPCC)、MBTI®認定ユーザー、NLP®マスタープラクティショナー、シチュエーショナルリーダーシップII®認定トレーナー
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【メンタリング価格】
1回お試し 13,000円/時
3回パック 36,000円(12,000円/時)
5回パック 55,000円(11,000円/時)
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事務局手数料が加算されます:
お試し10%、3回 8%、5回 6%

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INTERVIEW


今までのキャリアを教えてください

新卒でプルデンシャル生命に入社し、社会人4年目で一念発起して米国スタンフォード大学のMBAプログラムに留学。帰国後にボストンコンサルティンググループでコンサルティング業務に従事した後、フィリップモリスジャパン(消費財)、サンゴバン(産業材)で人事の経験を積み、今に至っています。

今の私の専門領域である「人事/人材開発」については、慶應大学在学時に履修した高橋俊介先生の「人材マネジメント」の講義に魅了されたのが原点です。とはいえ、20代の頃は、まずは自分の幅を広げたい、自分の可能性を最大限に試したい、という想いが強く、他の業種も経験しました。

経歴だけ聞くと、華々しい人生に聞こえるかもしれませんが、さまざまな挫折も経験してきました。


どのような挫折があったのですか?

せっかくMBAを取得したので、実務として経営全般に触れたいと思い、帰国後は戦略コンサルティングファームに入社したのですが、プロジェクト中はかなりの長時間労働で、クライアントのオフィスで朝を迎え、明け方に守衛さんに通用口を開けてもらって帰宅するようなこともありました。仕事の難易度も高く、期待される成果がなかなか出せないことへの焦りや不安と、長時間労働・睡眠不足による疲労の掛け合わせで、「この生活は果たして私にとってサステイナブルなのだろうか」と思い悩むようになりました。結果として、留学時代に結婚したフランス人の夫がシンガポールに赴任するのを機に、1年半ほどで退職しました。

この時はかなりの挫折感があり、しばらくは定職に就かずにのんびりとシンガポール生活を送っていました。その間、自身のキャリアについて考えた結果、30代以降は元々興味があった人事の世界でしっかりとした経験・キャリアを積んでみたいと思うようになりました。そして、採用面接で上司となる方に「うちは人事の学校みたいなところだから、勉強するにはいいと思うよ」と言われたフィリップモリスジャパンに入社、6年強の在籍期間中は、尊敬できる上司や同僚に恵まれ、多くの学びがある毎日で、人事のプロとして成長することができました。


妊娠・出産・育児と仕事・キャリアの両立について教えてください。

フィリップモリスジャパン入社2年目に出産しました。妊娠から出産、子どもの保育園入園まで、不安はありましたが結果的に大きな問題なくスムーズに進み、産後約4か月で職場復帰しました。

私の妊娠中に、所属していた人事部に、メキシコ人女性の方が部門長として赴任して来られました。当時の私から見ると雲の上の存在でしたが、彼女と何度か仕事上のやり取りをする中で、私に成長のポテンシャルを感じてくれたようで、産休に入る直前、たまたま2人でタクシーに乗っていた時に、「なぜあなたがまだ今のポジションにいるのか私にはわからないけれど、産休から戻ってきたら必ず次のポジションを用意するから安心して」と言ってくれました。そして約束通り、復帰3か月後に、部門担当人事のポジションに抜擢してくれました。彼女は私にとって、いわゆるスポンサーかつメンターであり、この先一生、彼女への感謝を忘れることはないと思います。

復帰直後の仕事と育児の両立はラクとは言えませんでしたが、比較的スムーズに進んでいました。私がライフイベントと仕事の両立に悩んだのは、むしろその後です。

翌年、2人目を妊娠したのですが、そろそろ安定期に入るという頃に突然流産してしまったのです。当時の私は、つわりと闘いながらも、大好きな部門人事の仕事に邁進中でした。ちょうどその頃は夫が転職したばかりで、しかも1年契約の契約社員という不安定な身分だったため、彼には仕事に集中してもらわなければいけないと思い、精神的に一人で抱え込んでしまいました。延長保育の終わる時間ギリギリに大慌てで保育園までダッシュし、帰宅したらバタンキューという毎日で、気づかない間に無理をしていたのかもしれません。

その後も数年間は、昇進して、海外出張や新たな仕事のチャレンジを次々ともらえるようになったからこそ、2人目の妊娠・出産のタイミングをどうしたらよいのかという悩みはいつも頭の片隅にありました。年齢や体質もあってか何度か流産を繰り返し、常に落ち着かない状態でした。しかし、最終的に「うちには子どもは1人」と決めることができたときに、憑き物が落ちたようにラクになり、改めて自分の人生を生きることができるようになったと思います。


これまでメンターと呼べる人はいましたか?

前述の、メキシコ人女性の人事部長は私にとってはメンター的な存在でした。いつか自分自身も人事部長になりたいと思っていたので、彼女がどんなことを考えているのか、どんなふうに話をするのか、メールを書くのかなど、日ごろからかなり意識的に観察していたと思います。外国人の上司を持つことで、グローバルな観点で、どういったコミュニケーションや考え方、ふるまいが期待されるのかという点でも勉強になりました。

他にも、他社の人事の方やコンサルタントの方など、折に触れて、相談に乗っていただいている方がおり、そうしたサポートがなければ、到底、今の自分はなかったと思います。特に、それまでとは全く異なる職種に就くときや仕事のレイヤーが上がるとき(例えば一般社員からマネージャーになる、マネージャーから部門長になる、など)、それまで自分には見えていなかった景色の中で仕事をすることになるので、すでにその景色を見ている人にアドバイスをいただいて、少しでも早く同じ景色を見ながら仕事ができる状態になりたいと思っていました。


キャリアップを目指す女性の方へのメッセージをお願いします。

私自身、20代前半は、「目の前の仕事を一生懸命やっていれば誰かが見ていてくれる」という気持ちがありましたし、それは一面では真実だと思います。一方、今、人事のリーダーという立場になってみて思うことは、目の前の仕事への取り組みを超えて、自分がどんなことをしたいのかをどんどんアピールして、チャンスを掴んでほしいということです。

アピールする、ということに関して言うと、優れたリーダーには「自信と謙虚さ」が備わっていると言いますが、私自身、自信を見せなければと思って変に傲慢になってしまったり、謙虚であろうと思って卑屈になりすぎてしまったり、このバランスには試行錯誤しています。特に女性は、社会で期待される「女性らしさ(優しい、協調性が高い、人の支援をする、等)」と、組織の中で期待されがちな「リーダー像(勇気をもって決断する、他者を率いる等)」がズレているため、男性なら何ら問題のない話し方でも、「偉そうだ、感情的だ」などと思われやすいなど、女性特有の難しさを感じる方も多いでしょう。

私自身も現在進行形で試行錯誤していますが、もっともっと自分の可能性を試してみたいと思っている女性の方とMentor For を通じてご縁があり、ご支援ができたら、とてもうれしく思います。

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