女性支援に関わって20年、仕事は、介護にもパートナーシップ改善にも役に立つ。

前田 典子

Noriko Maeda
株式会社Keiビジネス代表、プロコーチ、人材育成コンサルタント、ウイメンズキャリアメンター

【資格】
国際コーチ連盟(ICF)プロフェッショナル認定コーチ、キャリアコンサルタント、NLPマスタープラクティショナー、DiSC®インストラクター、Points of You®認定マスタートレーナー、CRR Global 認定 ORSCC、ウイメンズキャリアメンター
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【メンタリング価格】
1回お試し 17,000円/時
3回パック 48,000円(16,000円/時)
5回パック 75,000円(15,000円/時)
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【著書】
口ベタだっていいじゃない!と思えるコミュニケーション力養成講座」(ダイヤモンド社) /「強い営業店をつくる~今日からやろう コーチング!」(近代セールス社)/「マンガ コーチング実践ものがたり」(近代セールス社)/「部下をやる気モードに変える40のヒント」(近代セールス社)/「管理職のための 女性リーダーを育てる本」(きんざい)など

INTERVIEW


今までのキャリアを教えてください

もともと金融の仕事をし、そこから人材育成の仕事に移りました。その後、研修会社の立ち上げも経験しました。その後、起業し、様々な企業の女性活躍支援プロジェクトに関わったり、個人向けコーチングやワークショップを開いたりしています。

女性支援に興味を持つようになったきっかけは、新卒で入社した東京銀行(三菱UFJ銀行の前身)でした。当時としては珍しく女性の管理職が何人もいました。活躍する女性たちを間近で見て「私も彼女たちのようになれたら良いな」という憧れが芽生えました。自分らしく仕事をし、自分の人生を確立している女性たちが、すごく素敵に見えました。その経験が、私をこの分野に駆り立てたのだと思います。


前田さんは介護の経験がおありだとか?

はい、父の介護に直面しました。介護はまさに”プロジェクトマネジメント“(笑)。
介護って想像もつかなくて、知識もないですし。なので、いわゆるケアマネージャーさんという担当の方に任せておけばサポート体制が整うかと思っていました。ところがそんなスムースには行かなかった。
むしろ、私が中心になってチームづくりをする必要があったんです。ケアマネージャーだけではなく、医療関係者、介護サービスの方など、色々な立場の様々な人たちをまとめて、チームにして、戦略を立てる必要が生じたのです。

まさにリーダーシップ能力が必要とされた出来事でした。 立場が違う多くの人たちをまとめたり、その人たちに気持ちよく仕事をしていただかなくてはならない。マネジメント能力とリーダーシップが求められるわけです。
 これは、仕事の経験がないと、本当に難しいことだろうなと思います。仕事をしていて良かったと、つくづく思いましたね。


パートナーシップを改善するためのコーチもなさっているのですか?

そうなんです!実は私は、「システム・コーチング」という、誰かと誰かの関係性を向上させるコーチングも行っています。これも、仕事の経験が役に立っています。
みなさん、仕事では、チームメンバーとの関係をよくする努力をしたり、会議などで「今、この場ではどんなことを言えばいいかな」と考えますよね?でも夫婦になると、それができない。例えばご夫婦の場合、関係が深まる一方で、お互いの考えていることが分からなくなるという矛盾が起きます。それは相手のことが大事だからこそ、言いたいことが言えなくなるからです。
でも、仕事で培ったコミュニケーション能力を、少し工夫をすることで、家庭内でも応用できたりもするんですよ!多くの人は、そのコツがなかなかわからない。だから私は、システムコーチングを通じて、そのような方のサポートもしています。


女性支援に関わって20年の前田さん。最近の女性活躍はどう感じていますか?

徐々に良くなっているとは思います。特に制度や環境面ですね。ただその一方で “意識”の面ではまだ進んでいないと感じることも。
 私自身には子供はいませんが、仕事を通じて、非常に多くのワーキングマザー、そして企業の経営者や男性たちを見てきました。
 
その中で言えることは、男性は、“家事や子育てをきちんとできる”自分の母親のような女性を未だ理想像としているということです。また、女性も、“完璧に家事や育児を遂行することこそ女性の価値”という意識が彼女たちに残っているのです。
 
また企業も、女性活躍支援に向けて制度を整えてはいるものの、「男性が長時間働き、女性はサポート」という、古い価値観が拭い切れていないように思います。
いまだに、40年以上も前の、高度経済成長時代の「完璧な家事」が今だに何処かで理想だとされていますよね。でも、それを実現できない子育て世代の女性たちが傷ついてます。そもそも、無理なんですよ。


女性が仕事でリーダーシップを取ることが、私生活・・
例えば育児や介護やパートナーシップでも役にたつのですね。

その通りです。仕事は、育児や介護だけではなく、自分自身の人生についても役に立つのだと思います。
いろいろな人に働きかけて、積極的に自分で人生の流れを作っていく。仕事を通じて様々なスキルを身につけることで、自分の人生に活用できます。

だからこそ、女性が働き続けるための支援を、これからも行なっていきたいと思います。


 

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