人を育てる企業で、事業責任者を経験。そこから見えた「リーダーを目指す女性に知ってほしいこと」。

秋元陽子

秋元 陽子

Yoko Akimoto
ウイメンズキャリアメンター
エグゼクティブ・コーチ

【資格】
(一財)生涯学習開発財団認定マスターコーチ、ウイメンズキャリアメンター
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【メンタリング価格】
1回お試し 12,000円/時
3回パック 33,000円(11,000円/時)
5回パック 50,000円(10,000円/時)
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事務局手数料が加算されます:
お試し10%、3回 8%、5回 6%

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INTERVIEW


今までのキャリアを教えてください

経営者のビジョンと現場での人材育成が浸透した明るい社風に惹かれ、新卒で精密機器メーカーに入社。オフィス精密機器の法人営業に従事し、チーム一体となって良い営業成績を上げていきました。
まだ女性の営業職が少なかった時代ですが、取引先から「どうやったらあなたのようなセールスパーソンになれるのか?」と聞かれるようになりました。
この経験がきっかけで、企業の人材育成に興味を持ち、当時立ち上がったばかりのビジネスパーソン向けの教育コンテンツを衛星放送で配信するマネジメント教育会社に転職しました。大企業から、マンションの一室の社員たった20数名の小さな組織へのキャリアチェンジです。日本に「忙しいビジネスパーソンが仕事を辞めることなく生涯学び続けることを当たり前にする」という壮大な目標に向かって会社が成長していく空気を全身で味わいながら仕事をしている中、妊娠しました。


ベンチャー勤務時に出産。激務での両立を、今振り返るとどう感じますか?

ベンチャーなので当時会社に育休制度がありませんでした。総務スタッフと一緒に、様々な会社の育休制度を参考にしながら、見よう見まねでゼロから作りました。

一方で業務も多忙を極め、母体に負荷がかかり緊急入院してしまい、そのまま出産に至りましたが、生まれた赤ちゃんは超未熟児。赤ちゃんは集中治療室の保育器に入る一方で、私が先に退院し、すぐ会社に戻り残務を済ませ、会社ではじめての育休に入りました。ベンチャーであるがゆえに「1年後、仕事が無くなっているかも」という不安はありました。しかし産休明け、仕事が無くなるどころか、日本初のオンライン大学院の設置認可が認められ、私は復帰後すぐに、開学に向けた大学の学則や運営プロセスの作成、システム整備に取り掛かることになりました。

無事に大学が開学し、在宅勤務も組み合わせながら、トラブルが発生した時は、大学院で学ぶ忙しい社会人学生のために夜を徹して対応することもありました。出張も日帰りや子連れで対応、お会いしてはじめて私が女性であり母親だったことを知り驚かれたこともしばしばあります。

どこかで「家事育児は私がやるもの」「好きな仕事をさせてもらっている」という、罪悪感に似た気持ちがありました。小さく生まれた子供も幼い頃は病気がちで周りから「なぜそこまで無理して仕事するのか」と言われたこともあり、悩んだこともありましたが、今振り返ると、あの頃の頑張りが今の自分の基礎土台になっているように思います。


マネジメント教育会社から、シンクタンクへの転職したのですね?

育児と両立しながら働く中で、大学事業、会社はさらに成長し、私自身の業務範囲は益々拡大し、大学事業の責任者となりました。卒業生は次々と社会を変える事業を生み出し、大学がもたらす社会的意義も大きくなってきた中、大学を共に創り上げるステークホルダーとともに大学をより進化、発展させる責任を果たすために、常に真剣勝負で自分の全てをかけていました。仕事では、協力者が増え、随分助けていただきました。また、子育て支援をしてくださったシッターさんや近所の方など本当にお世話になりました。そして、家族や何より小さく生まれた子供が今や一番の強力な応援団長であり、支えとなっています。

18年近くにわたり成長をドライブしてきたマネジメント教育会社を退職し、新しいことにチャレンジするため、人材サービス会社のシンクタンクに転職。現在は、日本型雇用からの転換期にある企業の人事プロフェッショナルを育てる事業の開発に従事しています。ここからも社会を変える人材が生み出されることを期待しています。


なぜ女性にメンターが必要だと思いますか?

マネジメント教育会社で働いているとき、コーチングに出会い、 コーチングを活用したマネジメントを意識して行っていました。事業の発展のためには少し遠回りでも、対話の時間を大切にし、彼・彼女らの声に耳を傾け、お互いの考えや方向性をすり合わせ、チーム全体で共に学び成長することを私はサポートする立場、というコミュニケーションを心がけてきました。そのうちにコーチングについてより深く学びたいと思うようになり、資格を取って、念願叶ってプロとしてコーチの仕事を始めています。

メンバーの半分は女性でしたが、彼女たちとの対話を重ねる中で感じたのは、ライフイベントとやりたいこととのバランスの取り方で悩む女性が多いということ。彼女たちは優秀であるがゆえに、様々なことに挑戦したい、でもライフイベントなどにより阻まれてしまう・・・彼女たちのように頑張る女性を応援したいと思い、リサーチしている中で(株)MANABICIAのMentor Forに出会いました。

そこから、MANABICIAが運営しているWomen’s Career Mentor Academyの「ウィメンズキャリアメンター養成講座」の理論・実践編を受講し、公式メンターとなりました。


女性がキャリアを前向きに築くために何が必要でしょうか?

今は女性をサポートする制度が充実している会社が増えているので、育児に専念する時間も取りやすくなりましたが、自分の目標を見失ってしまうことはしないでほしいです。私は育休から復帰した女性に、敢えてプロジェクトリーダーを任せたりしていました。もちろん「何か起きたときはちゃんとサポートするよ」という一言を添えて。

私が理想とするのは“誰もが無理をしなくても自分らしく働ける世界”。一方で私は「“修羅場”を経験してこそ、ビジネスパーソンとして成長していく」とも思っています。これらは一見矛盾しているようですが、自分に負荷をかけ、ストレッチさせることは“無理なこと”ではなく成長のためには“必要なこと”です。
そのためにもぜひ皆さんには、充実した制度に甘んじず、産休や育休中も勉強したり、復帰してからも新しい仕事にどんどんチャレンジするなどして、常に目標を掲げてチャンスに備えてほしいなと思います。

「うちの会社にはロールモデルがいない」とよく聞きます。また、私自身も「ロールモデルであれ」とよく言われてきましたが、ずっと違和感があり、私は女性の生き方、キャリアの作り方は人それぞれ違っており、ロールモデルにとらわれる必要はないと思っています。
それよりも自分の生き方に自信を持って、ポジティブにキャリアを切り開き成長する姿を、あなたの周りの応援団の一人となって、私も共に学び、成長しながらメンターとして支援していきたいと思っています。
誰もが強いリーダーを目指す必要はないのです。母性的なマネジメントや自律的なリーダーシップがこれからは求められ、益々女性も自分らしく働ける世界になると信じています。

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